2016年05月26日
2016年05月23日
2016年05月21日
ベイトリール比較テスト
このところ渓流用に使えるベイトリール(ベイトフィネスリール)が充実しまくっております。
サードパーティー製のパーツも含めて色々と選択肢があるので、手元にあるものを簡単にですが投げ比べてみました。

スペックの比較からしてみたいのですが、大きさや重量は各サイトで確認してもらうとして、重要なスプール関連です。
スプール重量は、ラインを入れない状態でベアリングやブレーキパーツなど全てを付けて測定しています。
■ダイワ・スティーズSV TW 1016SV-SH + ZPIフィネスリング(廃盤)という組み合わせで試したスプールは・・・
KTF PX68フィネス用 6.7g(固定マグフォース)
KTF PX68スーパーフィネス 8.5g(可変Airブレーキ)
■シマノ・15アルデバラン(NEWアルデバラン)に組み込んだ・・・
アベイル・マイクロキャストスプールALD1518TRI(マグ) 5.7g
(遠心) 7.5g(SVSインフィニティ1.8g含む)
KTF・フィネススプール(遠心) 8.4g(SVSインフィニティ1.8g含む)
■シマノ・12アルデバランBFS XG(旧アルデバランBFS)に組み込んだ・・・
アベイル・マイクロキャストスプールALD1518TRI(遠心)6.1g(オリジナル4点ブレーキ含む)
■ダイワ・T3に組み込んだ・・・
メガバス・IS用フィネススプール(マグ)9.6g(固定マグフォース)
が今回の比較テストのリールたちです。

タックルは・・・
ロッド/Anglo・パラゴン553山犬改
ライン/VARIVAS・ベイトフィネスPE 0.4号
リーダー/VARIVAS プレミアムフロロ7lb(160cm)
ルアー/2.9gインジェクションフローティングミノー
※追記)カタログ表記2.9gですが実測したら2.5gでした〜
という感じです。
公園、無風〜弱風でキャストしてみると・・・
やはり、立ち上がりに優れてルアーウェイトでしっかり回転するのは「軽い」スプールだということが良くわかります。
そしてTウィングの効果も如実です。
僕は普段からブレーキをやや弱めにセッティングしているので、サミングに気を使わないといけないのですが、その設定でいくと、12アルデBFS+アベイルが飛距離、弾道ともに1段抜けている感じで良好でした。
使い込んだリールとセットアップなので、僕が慣れているということもあるかもしれません。
ただ、格段に違うわけではなく、比べるとやや飛ぶという印象です。
これに迫るのが、スティーズ+KTF PX用(固定)でした。
固定タイプのマグネットブレーキなので、後半の失速感はややあるものの、外部からブレーキ強弱を設定できますし、非接触タイプなので水やゴミの侵入にも影響を受けにくいです。
サミングにそれほど気を使わなくても良いのがフィールドで使いやすく感じました。

そして15アルデのアベイルマグですが、スプールの立ち上がりはピカイチ!
正直、軽いルアーを渓流の範疇(20m前後)に落していくなら、このセットが使いやすいと感じました。
超長距離をぶっ飛ばすのには向かないのですが、渓流〜中流域のトラウトフィッシングで不足を感じることは皆無かと思います。
かなーり完成されたセッティングと言えると思います。
15アルデに遠心のチームは、やはりブレーキブシステムの重量がかさむためか、やや立ち上がりが悪い印象でした。
悪いとは書きましたが、他と比較するとと言う意味で、正直使用に不満が出る範疇ではありません。
外部からブレーキの強弱が設定できるSVSインフィニティは、遠心ブレーキとしてはある意味の完成形なので、これが軽くなればもっといいのに!と言う印象です。
参考にと投げてみたT3も、かなり前のモデル&設定とはいえ意外と良い感じでした。
やはりTウィングの効果が大きく、ライン放出時の抵抗感のなさは秀逸です。


遠心でキャスト性能だけを目的とするなら、12アルデBFS+アベイル。
遠心で利便性とのバランスを追求するなら15アルデ+アベイルorKTF。
マグなら、スティーズ+ZPIリング+KTF固定。(どちらも廃盤なので入手がつらいですが)
という感じかなぁと。
スティーズをフィネスカスタムする場合はパーツが入手困難なのが何点です。
スペックを考えるとT3-Airが近似値かと思います。
SS-Airもありですが、T3のTウィングはやはり効果大かと思います。
ただ、形状と材質の都合上、T3は大柄なわりには剛性不足もややあります。
「釣り」そのもので不安を感じることはないのですが、キャスト時にかかる力を柔軟なボディが吸収して微妙に変形してしまうので、スプール回転が不安定になったりする場合もあるので、セッティングにやや遊びをもたせてあげる必要があります。
ノーマルの完成形と言われている「シマノ・16アルデバランBFS」にKTFのスプールが登場したので、そちらも興味深いですね〜。
NEWブレーキシステムとサードパーティー製のライトウェイトスプールの組み合わせは相当効いてくるはずです。
さて、色々と蘊蓄を語っていますが注意点が〜(^^)
スプールの総重量は、付属しているベアリングや軸の材質により大きく変わります。
重要なのは、回転する部分の一番外側にあるパーツの重量。
つまりはスプール外壁面がどのくらい重いかです。
わかりやすく重量を測定して表記していますが、キャストフィールと直結するものではないので、参考とお考え頂ければと思います〜。
最後にこれはやまけんの個人的感想&個人的実測データです。
あくまで個人の意見として参考にして頂ければと思います。(^^)
いやぁ、各メーカー、各サードパーティーさん激アツです。
ちなみに弊社のBC420SSS-Tに付属しているマイクロキャストスプールは、総重量(コグホイールを回転させるギア含む)8.3gと驚異的な軽さですよー(^^)
と宣伝!
サードパーティー製のパーツも含めて色々と選択肢があるので、手元にあるものを簡単にですが投げ比べてみました。

スペックの比較からしてみたいのですが、大きさや重量は各サイトで確認してもらうとして、重要なスプール関連です。
スプール重量は、ラインを入れない状態でベアリングやブレーキパーツなど全てを付けて測定しています。
■ダイワ・スティーズSV TW 1016SV-SH + ZPIフィネスリング(廃盤)という組み合わせで試したスプールは・・・
KTF PX68フィネス用 6.7g(固定マグフォース)
KTF PX68スーパーフィネス 8.5g(可変Airブレーキ)
■シマノ・15アルデバラン(NEWアルデバラン)に組み込んだ・・・
アベイル・マイクロキャストスプールALD1518TRI(マグ) 5.7g
(遠心) 7.5g(SVSインフィニティ1.8g含む)
KTF・フィネススプール(遠心) 8.4g(SVSインフィニティ1.8g含む)
■シマノ・12アルデバランBFS XG(旧アルデバランBFS)に組み込んだ・・・
アベイル・マイクロキャストスプールALD1518TRI(遠心)6.1g(オリジナル4点ブレーキ含む)
■ダイワ・T3に組み込んだ・・・
メガバス・IS用フィネススプール(マグ)9.6g(固定マグフォース)
が今回の比較テストのリールたちです。

タックルは・・・
ロッド/Anglo・パラゴン553山犬改
ライン/VARIVAS・ベイトフィネスPE 0.4号
リーダー/VARIVAS プレミアムフロロ7lb(160cm)
ルアー/
※追記)カタログ表記2.9gですが実測したら2.5gでした〜
という感じです。
公園、無風〜弱風でキャストしてみると・・・
やはり、立ち上がりに優れてルアーウェイトでしっかり回転するのは「軽い」スプールだということが良くわかります。
そしてTウィングの効果も如実です。
僕は普段からブレーキをやや弱めにセッティングしているので、サミングに気を使わないといけないのですが、その設定でいくと、12アルデBFS+アベイルが飛距離、弾道ともに1段抜けている感じで良好でした。
使い込んだリールとセットアップなので、僕が慣れているということもあるかもしれません。
ただ、格段に違うわけではなく、比べるとやや飛ぶという印象です。
これに迫るのが、スティーズ+KTF PX用(固定)でした。
固定タイプのマグネットブレーキなので、後半の失速感はややあるものの、外部からブレーキ強弱を設定できますし、非接触タイプなので水やゴミの侵入にも影響を受けにくいです。
サミングにそれほど気を使わなくても良いのがフィールドで使いやすく感じました。

そして15アルデのアベイルマグですが、スプールの立ち上がりはピカイチ!
正直、軽いルアーを渓流の範疇(20m前後)に落していくなら、このセットが使いやすいと感じました。
超長距離をぶっ飛ばすのには向かないのですが、渓流〜中流域のトラウトフィッシングで不足を感じることは皆無かと思います。
かなーり完成されたセッティングと言えると思います。
15アルデに遠心のチームは、やはりブレーキブシステムの重量がかさむためか、やや立ち上がりが悪い印象でした。
悪いとは書きましたが、他と比較するとと言う意味で、正直使用に不満が出る範疇ではありません。
外部からブレーキの強弱が設定できるSVSインフィニティは、遠心ブレーキとしてはある意味の完成形なので、これが軽くなればもっといいのに!と言う印象です。
参考にと投げてみたT3も、かなり前のモデル&設定とはいえ意外と良い感じでした。
やはりTウィングの効果が大きく、ライン放出時の抵抗感のなさは秀逸です。


遠心でキャスト性能だけを目的とするなら、12アルデBFS+アベイル。
遠心で利便性とのバランスを追求するなら15アルデ+アベイルorKTF。
マグなら、スティーズ+ZPIリング+KTF固定。(どちらも廃盤なので入手がつらいですが)
という感じかなぁと。
スティーズをフィネスカスタムする場合はパーツが入手困難なのが何点です。
スペックを考えるとT3-Airが近似値かと思います。
SS-Airもありですが、T3のTウィングはやはり効果大かと思います。
ただ、形状と材質の都合上、T3は大柄なわりには剛性不足もややあります。
「釣り」そのもので不安を感じることはないのですが、キャスト時にかかる力を柔軟なボディが吸収して微妙に変形してしまうので、スプール回転が不安定になったりする場合もあるので、セッティングにやや遊びをもたせてあげる必要があります。
ノーマルの完成形と言われている「シマノ・16アルデバランBFS」にKTFのスプールが登場したので、そちらも興味深いですね〜。
NEWブレーキシステムとサードパーティー製のライトウェイトスプールの組み合わせは相当効いてくるはずです。
さて、色々と蘊蓄を語っていますが注意点が〜(^^)
スプールの総重量は、付属しているベアリングや軸の材質により大きく変わります。
重要なのは、回転する部分の一番外側にあるパーツの重量。
つまりはスプール外壁面がどのくらい重いかです。
わかりやすく重量を測定して表記していますが、キャストフィールと直結するものではないので、参考とお考え頂ければと思います〜。
最後にこれはやまけんの個人的感想&個人的実測データです。
あくまで個人の意見として参考にして頂ければと思います。(^^)
いやぁ、各メーカー、各サードパーティーさん激アツです。
ちなみに弊社のBC420SSS-Tに付属しているマイクロキャストスプールは、総重量(コグホイールを回転させるギア含む)8.3gと驚異的な軽さですよー(^^)
と宣伝!